2026.06.09

個展のお知らせ

一般絵画教室に通う生徒様が個展を開催されます。
お二方共、とても魅力的な水彩画を描かれています。
是非ご高覧ください。

■宮島 百合子 個展
会期:2026年6月14日(日)~6月20日(土)
11:00~18:30(初日は13:00から/最終日は17:00まで)
会場:東京交通会館 地下1階 ゴールドサロン

■カジ ノビコ 台湾旅の水彩画展 「台湾、一皿の風景」
会期:2026年7月26日(日)~8月1日(土)
11:00~18:00(初日は13:00から/最終日は17:00まで)
会場:東京交通会館 地下1階 ギャラリー玻瑠
2026.05.29

■ 2026夏期講習会のお知らせ■

期間 前期2026年7月27日(月)~8月5日(水) 後期2026年8月16日(日)~8月25日(火)
普段、なかなか集中した時間が作れない受験生も、夏休みはたっぷりと制作時間が取れるのではないでしょうか。アトリエ ヴィーナスの夏期講習会では、短期集中型のカリキュラムを用意して、実力を伸ばせる限り伸ばす授業を行います。終わるころには以前とは違う自分と出会えると思います。楽しみにしていてください!!
2026.05.26

石膏像ラオコーン

一般教室の5月6月のセットモチーフの石膏像は、『笛を吹く女』と『ラオコーン』です。
『笛を吹く女』の紹介は2022年8月投稿の記事を遡って観ていただくとして、
今回は『ラオコーン』を紹介。

『トロイの木馬』をご存じでしょうか。
コンピューターウイルスの呼称として有名ですが、本来はギリシャ神話におけるギリシア連合軍とトロイア(トロイ)の戦い「トロイア戦争」に登場してくる巨大な木馬のことです。
戦争時にギリシア連合軍は、なかなか攻め落とす事のできないトロイアに対して和睦を申し入れる贈り物として巨大木馬を用意します。それをトロイアは受取り城壁内に引き入れることになるのですが、その内部に潜んでいた連合軍兵士が忍び出て、城壁内部から門を開け放って軍を侵入させ、トロイアを滅亡に追い込み戦争を終結させた、といったものが『トロイの木馬』の逸話です。
このように、内通者などを忍び込ませて巧妙に相手をおとしいれる罠を「トロイの木馬」と呼ぶ慣用句となっていることから、現代ではコンピューターウイルスの呼称になっています。

さてラオコーンはというと、そのトロイア戦争におけるトロイア側の神官(僧侶)でした。
贈り物の巨大木馬は罠であることを見切り、木馬へ槍を突き立てたのですが、ギリシャに味方していた女神アテナは怒りから、海蛇にラオコーンと二人の子供を襲わせて殺してしまいます。
その苦痛の姿がラオコーン像なんです…
悲しいお話なんです…

そんな物語はさておき、
この『ラオコーン像』はヘレニズム美術の代表的彫刻。
バチカン美術館に所蔵されている古代ギリシアの大理石製の彫像で、作者はロドス島出身のアゲサンドロス、アテノドロス、ポリュドロスの三人の彫刻家とされています。

ルネッサンス期である1506年にローマのネロ帝の宮殿跡の葡萄畠から発掘されたラオコーン群像は、大きな注目を集めます。
当時の法王ユリウス二世から”古代遺物監督官”に任命されていたミケランジェロは、その発掘現場におもむいて見た像を「芸術の奇蹟」と感嘆したと言われており、ミケランジェロ作の「瀕死の奴隷」像にも影響が及んでいると思われています。
そして同時に多くの芸術家達にも多大な影響をあたえました。

ちなみに、『ラオコーン像』の逸話として興味深いのが、修復に関してのお話。
発掘当時、ラオコーンの右腕や左右の息子たちの腕や手は損壊して失われていました。
当時の芸術家や鑑定家たちは、失われた腕が元々どのような形だったのかを議論しており、ミケランジェロは、ラオコーンの右腕は肩を越えて背中に回っていたのではないかと考えたのに対して、右腕は大きく広げられている方が英雄の像としては相応しいとする者もいたそうです。
様々ある意見をまとめようと教皇は、彫刻家たちを対象に「失われた腕がどのようなものだったのかを決めるコンテスト」を企画し、審査をラファエロに任せます。
このような研究や修復は現代でも芸術家が行うことを理解してはいますが、美大受験において身近な石膏像を、偉人でしかも豪華な面々が関係していたのかと思うとミーハー気分でワクワクしてしまいました☆
そしてコンテストの結果、ラオコーンの右腕は大きく伸ばされた状態(画像B)が相応しいと判断されて修復されます。

そして20世紀に入った1906年、考古学者で美術商でバッラッコ美術館長のルートヴィヒ・ポラックが、大理石で出来た右腕の破片の彫刻をローマで発見!
ラオコーン像と様式が似ていることからバチカン美術館に右腕の彫刻を持ち込んだのですが、バチカン美術館は半世紀の間放置…1950年代にようやくこの右腕がオリジナルのラオコーン像のものであると鑑定した結果、ミケランジェロが推測していた「右腕は肩を越えて背中に回っていたのではないか」の説の通りだったのです!
さすが天才ミケランジェロ!
その後彫像は一旦解体され、この曲がった右腕が新しく取り付けられて再び組み直され、以前の修復で取り付けられた二人の息子の腕と手は除去されたそうです。(画像A)
発見から400年の時を超えて見えてくる伏線話は面白いですね。

◎一般教室のモチーフセットスペースでは、石膏像2種、静物2種の計4セットが2か月毎に組み替えられます。
2026.04.22

5/22(金)に入学・入試相談会を開催いたします

当日は各科主任講師が、皆様のご相談にお応えするためにお待ちしております。
個別に一時間位ゆっくりとご相談を受けますので質問内容などを事前にご用意いただくと助かります。
また、ご質問がなくても豊富な資料から美大について十分にご説明させて頂きますのでご安心ください。
多くのご参加をお待ちしております!!

※全く初めての方でも事前の連絡やお申込みはいりません。当日は、直接会場へお越しください。
※催しとしての入学・入試相談会です。普段も入学・入試のご相談に応対しております。

■日時 5/22(金)AM10-PM8まで
■場所 アトリエ ヴィーナス1F会場
■持物 筆記用具
■対象 中学1年生以上 本人と保護者/本人のみ/保護者のみのご参加が可能です。
2026.03.25

4/24(金)に無料体験入学を開催いたします。

△全く初めての方でも事前の連絡やお申込みはいりません。当日は、直接会場へお越しください。
△個別無料体験入学もございます。日程をご指定頂き、PM5-PM8に体験できます。
2026.03.22

新任講師のご紹介

〇桃山 朋々先生〇

4月から着任されます。日本画を担当していただきます。
専門的な知識を備えた先生ですので、よろしくお願いいたします。
これから日本画を描こうと思っている方には、お力になれると思います。

□経歴

2012 東京国立博物館みどりのライオン制作工程ギャラリートーク担当
2013 三菱商事AGP奨学生
2014 東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復日本画研究博士課程卒業
2014~2019 
   独立行政法人 国立文化財機構 東京文化財研究所 研究補佐員

□論文・模写事業

2019 琉球第14代尚穆王御後絵 再現模写

2016 琉球代17代尚灝王御後絵 再現模写

   福島県山津見神社オオカミ絵天井画 復元模写

2014 国宝『紅白芙蓉図』想定復元模写/博士論文 国宝「紅白芙蓉図」の研究〜損傷地図からの想定復元を通して〜

    『日本画 名作から読み解く技法の謎』株式会社世界文化社 掲載

2012 琉球第18代尚育王御後絵 再現模写

2011 『売貨郎図』呂文英筆東京藝術大学大学美術館蔵 現状模写

2009 『黄蜀葵』狩野探幽筆個人蔵 現状模写
2026.03.07

4/7(火)に入学・入試相談会を開催いたします

当日は各科主任講師が、皆様のご相談にお応えするためにお待ちしております。
個別に一時間位ゆっくりとご相談を受けますので質問内容などを事前にご用意いただくと助かります。
また、ご質問がなくても豊富な資料から美大について十分にご説明させて頂きますのでご安心ください。
多くのご参加をお待ちしております!!

※全く初めての方でも事前の連絡やお申込みはいりません。当日は、直接会場へお越しください。
※催しとしての入学・入試相談会です。普段も入学・入試のご相談に応対しております。

■日時 4/7(火)AM10-PM8まで
■場所 アトリエ ヴィーナス1F会場
■持物 筆記用具
■対象 中学1年生以上 本人と保護者/本人のみ/保護者のみのご参加が可能です。
2026.02.26

ブルータスお前もか!

同ブログでシーザーを紹介した際に、「ブルータスお前もか!」について触れましたが、
今回はそのブルータスを紹介。

ローマ皇帝カエサル(シーザー)が暗殺される際に言い放った「ブルータスお前もか!」ですが、美大受験予備校で学んだ経験のある方は、ブルータスといえば画像①の像を思い浮かべるのではないでしょうか。
でも「お前もか!」のブルータスさんは別人の、デキムス・ユニウス・ブルートゥス(画像②)。

画像①はマルクス・ユニウス・ブルートゥス。
共和制ローマの政治家でした。
当時共和制ローマは皇帝カエサルの独裁色が強くなっており、それに危機感を抱いていた人達が暗殺を企て、マルクス・ユニウス・ブルートゥスを暗殺計画の首謀者の一人に祭り上げました。
マルクスは、皇帝カエサルに仕えていた従兄弟のデキムスを誘って暗殺を実行。
その時に発せられたカエサルの「ブルータスお前もか!」は、自分を裏切ったデキムスへの言葉でした。
結局のところ独裁者の末路ってこんなもんですよね…

さて、画像①のブルータス像の作者はミケランジェロ。
彫刻家、画家、建築家、詩人であり、レオナルドダヴィンチに並ぶイタリア盛期ルネサンス期の天才芸術家です。
サン・ピエトロ大聖堂の『ピエタ』やアカデミア美術館の『ダビデ像』。また、システィーナ礼拝堂の『システィーナ礼拝堂天井画』壁画『最後の審判』などが有名ですね。

そんな天才が作ったブルータスの像ですが、実際にミケランジェロが作ったのは
何と頭部のみで、服のほとんどは弟子のティベリオ・カルカーニが作ったとのこと。
鑿跡だらけの頭部と、しっかりと作り込んだ体との対比表現は、ミケランジェロの造形上の意図なのだと思込んでいたので、少しがっかり…
当時ミケランジェロは多忙から途中で投げ出してしまったとのことですが、天才でも投げ出すことがあるのですね☆
いや、天才だからこそ投げ出すのか?!

…ということで、
3月4月の一般教室の石膏像はブルータス!
天才ミケランジェロの息遣い(痕跡)と弟子のカルカーニの真面目さが伝わる作り込みを見るのも楽しさの一つです。
2026.02.25

3/24(火).3/31(火)に無料体験入学を開催いたします。

△全く初めての方でも事前の連絡やお申込みはいりません。当日は、直接会場へお越しください。
△個別無料体験入学もございます。日程をご指定頂き、PM5-PM8に体験できます。
2026.02.25

3/25(水)特待生試験を開催いたします

内部生・外部生問わず実力のある生徒に授業料の面で支援する選抜試験です。
※アトリエ ヴィーナスに1年間通える生徒に限ります。
資格は新高校3年生以上ですので、現役生にもチャンスがあります。
試験費用は無料ですので是非ご参加ください。
※本人のみ/本人と保護者(保護者の方はご相談と見学)のご参加が可能です。
※全く初めての方でも事前の連絡やお申込みはいりません。当日は、直接会場へお越しください。